金字塔 (きんじとう)

きらりと光る一文字


金字塔の「金」の字、何かに似ていると思いませんか?


実は、中国語で、ピラミッドのことを金字塔というのだそうです


そういえば、「金」という字のように、先がとがって、


左右対称になっていますね。


「永く後世に伝えられるような、不滅の業績 」


という意味でこの言葉を使いはじめたのは、日本人だそうです。


世界の七不思議のピラミッドに匹敵するぐらいですから


よほどの業績でないと、金字塔を打てたとは、いえませんね


でも、いきなり金字塔を打ち立てた人はいません。


それぞれの心の中にたてた、きらりと光る小さな一文字のような思い・・・


すべては、そこから始まったのです。

山茶花 (さざんか)

やさしさの秘密



漢字をそのまま読めば「さんさか」なのに、「さざんか」?


これは、倒置現象と呼ばれるものです。


「新しい(あたらしい)」は、もともとは、「あらたしい」でした。


「舌鼓(したつづみ)」も「したづつみ」と、間違えやすいですね


言いにくい言葉は変わっていくのです


さざんかの場合、もうひとつ、間違いが重なっています


中国では、山茶はつばき、茶梅がさざんかだったのですが、


いつのまにか山茶がさざんかになってしまったのです。


たしかに、椿とよく似ています。ただ、椿は、花ごと、ポトリと落ちるのに対し


山茶花は、はなびらが一枚ずつ、はらりはらりと散って行きます。


椿が凛として印象を与えるのに対し、山茶花がやさしい印象なのは


散り際の違いなのかもしれません。


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山茶花のようなやさしい人になろうと努めないと・・・。

永久 (とこしえ)

世界平和記念日に


「永久」という感じを当てましたが、「常しえ」「長しえ」とも書きます


「永久(えいきゅう)は、長く久しい、つまり、果てしなく続くことをいいます


「とこしえ」も、同じですが、そこに、不変という意味が強調されているような


気がします。「常しえ」は、変わらないという意味の形容詞。それに、方向を


表す「方(へ)」がついて、「とこしえへ」になったものだからです。


人は、幸せな時に、永遠を願うもの。今の、この幸せが永遠に続きますように・・と。


つまり、「とこしえ」を願うことの出来る人は幸せな人ですね


1918年の今日、第一次世界大戦が終結し、その後、世界平和記念日が制定されま


した。でも戦争はなくなっていません。


どうか、世界中の人が、「とこしえ」を祈る日がきますように。



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小さな場所でも、戦争を見る


人と人が闘うのは戦争です。


それは、家族だって仕事だって人間関係でも見ます。


小さなことから平和を作る努力をしたいですね。


「いじめ」がある時代、戦争と同じだと私は思っています。


争う気持ちを納めることから始めていきたいと願う私です。