「 王者の星 」


昴とは星野集まりにつけられた名前で、おうし座のプレアデス星団のことです。


六個が集まっているように見えるので、六連星(ろくらぼし)という別名もあります


が、実際の星の数は、百二十個もあるそうです。


「 統ばす(すばる)」という、集まって一つになるという意味の言葉が語源です。


古くから親しまれ、「統一する」と言う意味に通じるところから、王者の星と


呼ばれました


冬の凛とした空気の中で、星を見上げると、身の引き締まるような勇気が湧いてきますね


今見えて言える昴の光は、約四百年前の光。


気の遠くなるような、遥かな時を超えて届いたメッセージを、私たちは、


無意識のうちに感じ取っているのでしょうか。