松毬(まつぼっくり)

堂々としていますが・・・



童謡にも歌われている、おなじみの松毬、じつは「松ふぐり」が変化した言葉だそう。


昔のひとは、こういうことに、本当におおらかです。


春先に咲く水色の小さな花に「大犬のふぐり」という名前をつけるくらいですから・・。


実が犬のふぐりに似ているからだそうですけど、古語だから堂々と言える言葉ですね。


松毬は、正式には球果(きゅうか)という実で、種鱗(しゅりん)と呼ばれる鱗のような


部分の裏に、小さな種をつけているのだそうです。


樅(もみ)の木もマツ科の植物ですから、球果をつけます。


そのせいかクリスマスの飾り付けにも、松毬が良く使われます。


美しいオーナメントと一緒に夢の種も飾られているのですね。