千秋楽(せんしゅうらく)

最後の一歩からのスタート


雅楽で、いつも最後に演奏する音楽が千秋楽という曲だそうです。


「千秋」は、「一日千秋の思い」の「千秋」と同じ、千年という意味で


幾久しく寿ぐ(ことはぐ)という意味がある曲だそうです。


これから続く長い歳月、ずっとずっと、祝福できる世の中でありますように・・・。


そんな願いを込めて、奏でられる音楽なのです。


やがて、芝居や相撲など、興行の最終日をさすようになりました。


略して、「らく」ともいいますね。


最後に際して、いえ最後だからこそ、これから続く日々に思いをはせる・・・。


ゲーテも言っています。


「いつかゴールにたどり着くのではない。一歩一歩が、ゴールであり


スタートなのだ!」