捨て色

なくてはならない色




「捨て色」とは色彩学の用語で、ある色をひときわ鮮やかに見せたり


より効果的に 印象付けるために使う、目立たない色の事です。


ベーシックカラーと行ったほうがわかりやすいでしょうか。すべての


色が、自己主張をしていては、お互いの良さを消してしまいます。


どんな世界でも、それぞれの性格や特徴にあった役割分担があるのですね。


ただ、目立つ色に比べて、その存在に、気付きにくいということはあります。


最近は、何色かセットになっている化粧品の中で、どうしても余って捨ててしまう


色の事を捨て色と呼んでいるようです。言葉の使い方としては、少し残念な


気がします。


本来の捨て色は、捨てたようにさりげなく施していて、実はとっても必要な色。


なくてはならない色のことなのですから。