「 木守柿 」キモリガキ

天への捧げもの


柿は、収穫するとき、すべてとってしまわないで


木の先端のほうに少しだけ残しておく風習があります。


地方によって、残す数はひとつだけだったり、数個だったりするようですが


日本各地に残る風習のようです


理由も鳥にあげるため、未来の農作を祈め、神(自然)に捧げるためなど


さまざまです


残された柿が、直接、気を守っているわけではないようですが


それでも、鮮やかに熟した柿が、葉もまばらな気の先端で、秋風に吹かれて


いるのを見ると、最後までふんばってその木を守っているように見えます。


鳥への思いやりが、長い目で見れば連鎖で自然を潤すことになるのでしょう。


木守柿を残しながら、人もまた、自然を守ろうとしてきたのですね。


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写真を撮りに行きたくなる言葉ですね(。◠‿◠。)