年の瀬(としのせ)
明日は宝船に
瀬は、川の流れが浅いところ、または急流のことです
一年を川に見たると、くれも押し迫ったこのころは瀬にあたるということでしょう。
(これは、この本のPじゃない 12月14日 に書かれている言葉です)
「瀬」の語源は、「塞く(せく)」または、「切る(せる)」だそうです。
一年の節目を前にして、岩に堰き止められた場所のように、
流れが速くなっているのですね
~年の瀬や 川の流れと 人の身は 明日待たるる その宝船 ~
俳人・宝井其角と、赤穂浪士・大高源吾が、討ち入り前に交わしたと言われる歌です。
討ち入りを考えに入れなくても十分味わえますよね。
舟で川の瀬を越すように、年の暮をやっとのことで乗り越えることを
「年の瀬越し」というそうですが、その舟は、明日には宝船になるかもしれない・・
そんな夢を抱かせてくれます。
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偶然なのか、私の心境がそのまま
この本の12月14日に書かれています。
こんなに、リンクすることなんてあるのだろうか・・・と思う私。
是非、宝船に乗せていただきたいと思います。
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