御伽噺(おとぎばなし)

夢に入る前の語らい


御伽とは、身分の高い人の寝床に入って、お相手をすることでした。


お相手と言ってもいろいろありますが・・。


そして、やがて、重要視されていったのが、お話のお相手でした。


戦国時代以降になると、御伽衆といわれる職ができます。これは、ほとんど男性です。


彼らは、諸国の情報を伝えたり、雑談の相手をしたりすることが仕事でした


テレビも新聞もないころ、情報や、知識がいかに重視されたかということです


子供相手の話を意味するようになったのは、明治時代以降のことだそうです。


大切な人の枕元で、交わされた、さまざまな言葉が御伽噺のはじまり。とすれば、


子供に読んで聞かせる絵本や、お話の内容だけが、御伽噺ではなく、お母さん


お父さんの、一言一言が御伽噺なのでしょうね。